プロテクト・ストーリー?
―今日もいつもと同じように
何時間もの間、
みんなに勉強を教えてもらった。
気付けば、午後5時。
そろそろ帰ろうということになり、
帰路につく、私たち。
「バイバイ!!美依!歩詩!」
「バイバーイ!!」
分かれ道で美依と歩詩に別れを告げる。
まー、明日も
勉強教えてもらうんだけれども。(笑)
―ところで、亜美はというと。
家の方向が同じなので、
もうしばらく彼女とは同じ道なのです。
「ねぇ、海………、」
―急に低い声を出して亜美が立ち止まった。
「なに?」
私も不思議に思い、立ち止まり、亜美を見る。
「今日ずっと、
気になってたことが
あるんだけど………、」
「ん?なに?」
「海の首筋についてるのって、
………ひょっとして、キスマーク?」
「は?」