空色デイズ ~陸上部エース♂×陸上部マネージャー♀の危険な取り引き~

「お前なら、気付いてると思ってたよ」



私の複雑そうな表情から、そう察した先輩の言葉に見上げると。



先輩は、眉が下がって見たこともないぐらい悲しそうな表情だった。



「先輩…」



訊かずにはいられなかった私に、亜希先輩が釘を刺す。



「覚悟は出来てるか?」



哉太のことを受け入れる覚悟は、できているのかと。

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