空色デイズ ~陸上部エース♂×陸上部マネージャー♀の危険な取り引き~
「ごめん…」
私のセミロングになった髪を触りながら、哉太が眉間にシワを寄せ、ツラそうな表情に悲しげな瞳で呟くその姿を愛おしく感じた。
「哉太って、ポニーテールフェチだもんね?」
「なんだそれ」と言いながら微かに笑ってくれる。
「惚れ直したでしょ?…なぁ~んて」
「いや、お前は凄くカッコいいよっ!! 俺の最高の女だよっ!!」
そんなこと言われたら、こっちが照れるじゃん…。