【短編】恋しちゃダメですかっ?
トントン

ノックの音と共にドアが、ガバッっとあく。



ドテッ。



壁に聞き耳をたてていた、ゆきが後ろに、倒れこむ。


「くくくっ。
ゆき、その格好なに?
笑えるんだけど。」


ゆきは固まったまま。


「あんた、突然はいってこないでよぉ。」



きよが目をひたすら、こすりながら。


「ってか、ここ、わたしの部屋だし、もうねむたいんだけど〜。」


「よく、こんな時にねむたくなれるよね?」



「はぁ〜?もう、意味わかんない。ってか、自分の部屋に帰ってくんない?」



わたし、なにしにきたんだったけ?





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