【短編】恋しちゃダメですかっ?
「いま、いま、いたんだよ。」
みんなが、あくびちゃんを変な目で見ている。
ことねがあくびちゃんに聞いてみた。
「あくびちゃん、何をみたの?」
「だから、ことねちゃんの前にたってたよね。男の子。すごい、かっこいい男の子。」
「うんん、そんな人いなかったよ。」
この子には、小太郎くんが見えたんだ。
その時、ゆきの声が。
「ああ、きついや。やっぱきつい!!もう耐えられない。かえろっ。」
「わたしは、平気だけどねっ。」
「きよ、あんたはさ、体型変わってないから、いいじゃん。
もう〜苦しいんだよ。
特に胸が!!でかくなってんだぁ〜あの頃より、かな〜り。」
「ミツよ。そろそろ、疲れてきちゃったから、ミツも帰る。」
と、いうことで、まだ男の子たちと遊んでいる、まゆみとルカを残して、わたしたちは、帰ることにした。