【短編】恋しちゃダメですかっ?
そして、次の日の午後11時45分。
ことねは胸の鼓動を押さえながら、息を殺し、真っ暗にした部屋で、きよを待っていた。
「ことね、はいるよぉ」
「きよ、電気つけるよ。」
「ぎよっ〜
なんだ、その格好。黒ずくしじゃん。
もしかして、身をかくしてるつもり?…とか?」
「そうにきまってんじゃん。猫集会だよ。主役は猫たちなんだから、私たちは控えめにしなきゃあ。」
じゃあ私も黒!?
黒ね〜あったかな?黒い服!?
「あった―。
きよ、これ変じゃあない?」
「ことね、デートじゃあないんだから、あくまでも、影武者のキモチでねっ。
じゃあ、行くよ。」
二人は音をたてずにゆっくりと階段を降り、静まり帰った外へと出ていった。
ことねは胸の鼓動を押さえながら、息を殺し、真っ暗にした部屋で、きよを待っていた。
「ことね、はいるよぉ」
「きよ、電気つけるよ。」
「ぎよっ〜
なんだ、その格好。黒ずくしじゃん。
もしかして、身をかくしてるつもり?…とか?」
「そうにきまってんじゃん。猫集会だよ。主役は猫たちなんだから、私たちは控えめにしなきゃあ。」
じゃあ私も黒!?
黒ね〜あったかな?黒い服!?
「あった―。
きよ、これ変じゃあない?」
「ことね、デートじゃあないんだから、あくまでも、影武者のキモチでねっ。
じゃあ、行くよ。」
二人は音をたてずにゆっくりと階段を降り、静まり帰った外へと出ていった。