【短編】恋しちゃダメですかっ?
その日の夕食後。


「ご馳走様でしたぁ。
ママのつくるハンバーグ、だぁいすき。」


「ことねは、いつもちゃんと残さず食べてくれるもんねぇ。
ママだって、嬉しいっ。」


「ああ、美味しかった。」




ことねはいつもの間食もせずに、駆け足で部屋に上がっていく。



それを目撃した、ゆきが。


「珍しい、ことねが、夕食後のお菓子食べないで、部屋に行ったよぉ〜
ん?なんか、匂うな〜
怪しい〜。」



ゆきは、そう、きよに言い残し、ことねを追っかける。



ことねの部屋を勢いよくあけ。



「ことね〜あんた、食べないの?」



「わぁぁ、びっくりするじゃん。わたしの部屋に勝手にはいらないでよ。」



し、しまった、鍵かけるの忘れた。




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