硬派な彼と怖がりなわたし〜first season〜
「月ちゃーん、今日も掃除代わってー?」


…出た。「毎回恒例の掃除代わってー?」の暗黙の脅迫。
クラスのケバくてリーダー格の……、名前なんだったか忘れたけど。



面倒くさいから“とりあえず”頷いておく。


…なんで私が…。なんていうのは怖くてとてもじゃないけど言えやしない。

だから今日も掃除をする。





それが私の日常だった。




そう、“だった”んだ。
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