最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
ここが、今日からあたしの住む家……?


家と言うにはおおきすぎて、もはやそれは洋館だった。


大きな門が自動で左右に開き、その中には大きな庭園が広がる。


まるで1つの公園をそのまま敷地に持ってきてしまったような光景だ。


噴水に小道、ベンチやパラソル。


「すごい……」


門を入ってすぐ横にある駐車スペースに車を止めて降りてみると、そんな言葉が自然と口をつて出た。


「すごく大きな家でしょう? 実はママも結婚を決めるまで知らされていなかったのよ」


「そうなんだ!? なんで、こんな立派な家なのに知らせなかったのかな?」
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