最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
夢を叶えて
午後からの授業はノートを取っていても、身に入らなかった。
気がつけば一番前の席の海都の背中を見ている。
そして、『俺、ずっと好きな子がいるんだ』という言葉を思い出した。
これじゃまるであたしが海都に恋しているみたいだ。
あたしは強く頭をふり、黒板に集中する。
赤薔薇高校は前の学校よりも授業が進んでいるからぼーっとしている暇なんてないんだ。
自分にそう言い聞かせ、あたしはシャーペンを握りなおしたのだった。
気がつけば一番前の席の海都の背中を見ている。
そして、『俺、ずっと好きな子がいるんだ』という言葉を思い出した。
これじゃまるであたしが海都に恋しているみたいだ。
あたしは強く頭をふり、黒板に集中する。
赤薔薇高校は前の学校よりも授業が進んでいるからぼーっとしている暇なんてないんだ。
自分にそう言い聞かせ、あたしはシャーペンを握りなおしたのだった。