最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
「あ、わりぃ……」


そう言って、海都が脱衣所のドアに手をかけて……。


閉めるのかと思えば、何を思ったのか海都は無言のまま脱衣所へ入ってきて、後ろ手にドアを閉めたのだ。


「え……ちょっと……」


「なぁ、お前さぁ……」


普通に話しはじめる海都にあたしは真っ赤になっていく。


なに、この状況!!


なんで出ていかないの!?


「お前さぁ、俺のこと避けてるだろ」


「へ……?」
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