最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
そっとベッドから抜け出し、カーテンを開ける。


普段保険の先生がいるハズの机には誰の姿もなかった。


もしかして、先生がいないってわかったからずっと一緒にいてくれたのかな?


そう思うと胸がキュンッと切なくなった。


置手紙を残して教室へ戻ろうと思っていたのだけれど、あたしは再びベッドへと戻った。


さっき保健室の時計をチラッと見たら、もう最後の6時限目の授業が半分終わっている時間だった。


随分寝てしまった。


その間、海都はずっとここにいてくれたのかな?


そうだとしたら……嬉しいな。
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