最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
走行会の時に一緒に連れて行ってくれたから、てっきり一緒にいていいのかと思っていた。


「あ、あの、陸真さん!!」


閉じられそうになるドアに手をかけ、それを阻止する。


「なに?」


「あ……あたしも一緒にいちゃダメですか?」


「え?」


陸真さんが驚いた表情を浮かべる。


「あの……あたしも兄弟だし……《鬼龍》のこととか、もっと知りたいかなって……」


しどろもどろになりながらそう説明する。


陸真さんは少し困った表情になり、そして客間にいるメンバーたちにボソボソと何か話ている。


そして、数分後。
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