最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
と、その時だった。


陸真さんの両手が伸びてきたかと思えば、上半身をふわっと持ち上げられた。


え……?


気がつけば、あたしは陸真さんの腕の中。


2人とも体育館の床に座ったままで抱き合っている状態だ。


「り……陸真さん!?」


その状況に気が付き、声が上ずるあたし。


「頑張ったご褒美」


「へっ!?」


「未玲ちゃんも、頑張った後にご褒美があると嬉しいでしょ?」
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