最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
空李君の笑顔
海都の手の感覚に懐かしさを覚えたあたしは、やっぱり何か大切なものを忘れているような気がしていた。
それを確認するため、まだ制覇さんの帰ってきていない寝室へと向かった。
ノックしてドアをあけると、ママは作りたてのトップスの飾りつけに悩んでいるところだった。
あたしは作業台に置いてあるパールのビーズを指差す。
「パステルカラーのピンクだから、きっとこういう上品なのが似合うんじゃないかな?」
「そうねぇ、試しにパールで飾ってようかしら」
ママはパールのビーズを4つ並べて花にしたり、トップスの襟の部分に並べたりして考えている。
「ねぇ、ママ」
「どうしたの?」
「あたしとママって、小さな頃七夕家の人たちと会ったことある?」
それを確認するため、まだ制覇さんの帰ってきていない寝室へと向かった。
ノックしてドアをあけると、ママは作りたてのトップスの飾りつけに悩んでいるところだった。
あたしは作業台に置いてあるパールのビーズを指差す。
「パステルカラーのピンクだから、きっとこういう上品なのが似合うんじゃないかな?」
「そうねぇ、試しにパールで飾ってようかしら」
ママはパールのビーズを4つ並べて花にしたり、トップスの襟の部分に並べたりして考えている。
「ねぇ、ママ」
「どうしたの?」
「あたしとママって、小さな頃七夕家の人たちと会ったことある?」