最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
そう言い、なれなれしく肩を抱いてくる。


砂浜から離れた場所に駐車場があり、そこまでいかないとバスは止まっていない。


でも、その駐車場にはこの男たちの車も止めてあるハズだ。


「ねぇ、どうしたの? 行こうよ2人とも」


男の1人があたしの腕を掴む。


「やっ……」


強引に引っ張られ体のバランスが崩れる。


砂浜に足を取られ思うように抵抗できない。


「ちょっと、やめてよ!」


万結がその男に掴みかかろうとすると、もう1人の男が万結を突き飛ばした。

< 312 / 488 >

この作品をシェア

pagetop