最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
☆☆☆

それからはクラスごとに分かれて旅館から近い観光地を回ることになった。


旅館の近くには商店街のようになったお土産物屋さんがあり、可愛い雑貨が所せましを並べられている。


「すごぉい、可愛い!」


「これほしい」


「いいなぁ彼氏とお揃いにしようかな」


そんな声があちこちから聞こえてくる。


あたしもどうせだから自分のほしいものを買っちゃおう!


そう思い小さなお店に足を踏み入れる。


「わぁ、可愛い!」


レジの近くに置いてあるストラップに目が奪われ、あたしは足を止めた。
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