最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
「ちょっと、何するのよ!」


「2人部屋ってやっぱり狭いな」


「はぁ!? ちょっと、その布団万結のなんだから座らないでよ!」


「でもお前の親友、彼氏のところなんだろ? どうせ部屋には戻ってこないだろ」


「そ、そんなのわかんないじゃん!」


海都を布団からどかせようと腕を引っ張る。


すると、海都に腕を掴まれ逆に引っ張られてしまった。


「きゃっ!?」


そのまま海都の腕の中へと倒れ込むあたし。


はだけた浴衣の胸にピッタリとくっつく。


海都の熱がダイレクトに伝わってきて、あたしの心臓はまたドキドキを騒ぎ出す。
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