最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
多感な時期に再婚を決めるってことは、親子関係がしっかりしているってことかもしれない。


「パーティーって言っても大がかりなものじゃなくて、身内だけでやるやつね? これから俺たちでこっそり準備しようと思うんだ」


「そうなんだ! すごく、楽しそうだね」


でも、こんな時間から準備できるだろうか?


もう2人とも帰ってきちゃってるし、料理とかケーキとか……。


そんな心配が胸をよぎる。


すると、今まで黙っていた海都が口を開いた。


「俺たちがやるのは、この部屋の飾りつけだけだ。シェフに料理は事前に頼んである」


「あ……そうなんだ」
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