最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
☆☆☆

それから1日、あたしは休憩時間を返上して万結のノートを書き写していた。


万結はあたしとコソコソおしゃべりしながらも、ちゃんとノートはとっていたみたいで、あたしは反省しっぱなし。


放課後に少し居残りをして最後までノートを書き写し、ようやく勉強ができる状態になった。


「うぅ~手が痛い」


ずっとシャーペンを握りしめていたから、手の指がくぼんでしまった。


「これからはしっかりノートとるんだよ?」


「……はい。すみませんでした」


右手をマッサージしながら、万結に怒られてシュンとするあたし。
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