最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
頭ではそう理解しているけれど、なかなか体が動かない。
海都の部屋に行って、昨日と同じようにノックすればいいだけなのに……。
あたしは机の上に置いてある縁結びのお守りを手に取った。
修学旅行に行ったときに買ったものだ。
「こんなの、買うんじゃなかったかなぁ……」
あの時はあたしの頭の中は海都で一杯だった。
陸真さんからの告白なんて予想もしていなかった。
そして、あたしたちが兄妹だと思い知らされるということも……。
お守りをジッと見つめて、はち切れそうな想いを胸の奥へと押し込める。
「あたしは、海都を兄妹としてちゃんと見る」
あたしは、自分自身にそう言い聞かせた。
海都の部屋に行って、昨日と同じようにノックすればいいだけなのに……。
あたしは机の上に置いてある縁結びのお守りを手に取った。
修学旅行に行ったときに買ったものだ。
「こんなの、買うんじゃなかったかなぁ……」
あの時はあたしの頭の中は海都で一杯だった。
陸真さんからの告白なんて予想もしていなかった。
そして、あたしたちが兄妹だと思い知らされるということも……。
お守りをジッと見つめて、はち切れそうな想いを胸の奥へと押し込める。
「あたしは、海都を兄妹としてちゃんと見る」
あたしは、自分自身にそう言い聞かせた。