最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
空李君は天蓋を指先でつまんで、その隙間から顔をのぞかせている。
「な、なんでここにいるの!?」
「え? 僕さっきノックしたよ?」
ノック……?
全然聞こえなかったよ!?
「なんか、ぴよぴよ聞こえてきたから、なんの音かなぁと思って」
「ぴよぴよ? あぁ、目覚まし時計のことかな?」
「それ、なに? すごく可愛い!」
あたしがヒヨコの目覚まし時計を差し出すと、空李君は喜んで受け取った。
「目覚まし時計とか、空李君は使わないの?」
「な、なんでここにいるの!?」
「え? 僕さっきノックしたよ?」
ノック……?
全然聞こえなかったよ!?
「なんか、ぴよぴよ聞こえてきたから、なんの音かなぁと思って」
「ぴよぴよ? あぁ、目覚まし時計のことかな?」
「それ、なに? すごく可愛い!」
あたしがヒヨコの目覚まし時計を差し出すと、空李君は喜んで受け取った。
「目覚まし時計とか、空李君は使わないの?」