最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
さっきまでテスト返却でドキドキして心臓が、今度は別のドキドキに変わる。


すると、海都はあたしの頭をポンッと叩いた。


「大丈夫だ。俺が付きっきりで教えてやったんだから」


「う、うん……」


「平均点くらいは取れてるハズだ」


その言葉にあたしは思わず笑ってしまった。


「すごい自信」


「当然だろ。お前も頑張ったんだから」


フンッと鼻を鳴らす海都。


「……うん」


ギュッと恋熱に胸が締め付けられるあたし。


やっぱり、好き。
< 457 / 488 >

この作品をシェア

pagetop