最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
砂浜のお願い
誰が持って来たのかビールやチュウハイと言った飲み物が並び、それから七夕祭りは徐々に宴会へと変わって行った。


倉庫の中は徐々に熱気お帯びて、あたしはその熱から逃げるように倉庫の外へと出た


「わぁ、綺麗!」


空を見上げると満天の星空が広がっていて、思わずそう声を漏らした。


いつの間にこんな時間になったのかも気がつかないくらい、あたし自身も随分盛り上がっていたようだ。


あたしスカートのポケットにこっそり入れた短冊を取り出した。


その短冊にはまだ何も書かれていない。


あたしは倉庫に背中を持たれて座り、カバンからマジックを取り出した。


そして、短冊に文字を書いて行く。
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