最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
協力者たち
あたしはしばらく海都の胸に身を預けていたけれど、自分からそっと身を離した。
「海都が好きな『みーちゃん』は、あたしでいいんだよね?」
「……あぁ」
「あたしも、海都が好き」
「知ってる」
「でも……」
あたしはその場に立ち上がり、数歩後ずさりをした。
あたしたちは兄妹になってしまった。
想いが通じ合っても、決して許されることのない関係になってしまったんだ。
「あたしたち、恋人にはなれない……」
波があたしの気持ちを書いた短冊をさらっていく。
「海都が好きな『みーちゃん』は、あたしでいいんだよね?」
「……あぁ」
「あたしも、海都が好き」
「知ってる」
「でも……」
あたしはその場に立ち上がり、数歩後ずさりをした。
あたしたちは兄妹になってしまった。
想いが通じ合っても、決して許されることのない関係になってしまったんだ。
「あたしたち、恋人にはなれない……」
波があたしの気持ちを書いた短冊をさらっていく。