最強鬼龍~3兄弟のお姫様~
☆☆☆

それから数分後。


バタバタと足音が響いたかと思うと空李君が寝室に入って来た。


「空李君、どうしたの?」


空李君の格好は真っ白な特攻服姿で、あたしとママは瞬きをした。


あ、そういえば海都もこんな格好してたっけ。


「どう? この特攻服!?」


そう言って嬉しそうにクルクル回ってみせる。


「う、うん。カッコイイと思うよ?」


「でしょ!? これ、部屋に置いてあったんだ! 僕の初めての特攻服!!」


「へぇ、そうなんだ」
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