【短編集】光ーmoonー
One*Love みいside
ついにここまできたんだ。
書き始めてから半年がたち
夏がきて、またあの日が
近づいてきた。

「今でも好きなんてバカ
だよなあ。」

中学の頃、付き合っていた
彼をまだ想っている私。
そのせいか小説に彼との
思い出が少し出てきたり。

まだ私の事を思い出して
ほしいとは言わない。
だけど二人でいろんな想い
を感じあったりぶつけあったり
した公園のブランコから見た
夜空と虫の声は覚えていて
くれたらうれしいな。

過去のことを考えながら手に
とったのは真っ赤な大きい
ハートがプリントされた紙。

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