【短編集】光ーmoonー
Three*Love ゆずSide
ガリガリ…
バイトの夏休みをもらった
私は家でゴロゴロしながら
かき氷を作っていた。

「そろそろ続き書くかあ。」

ブルーハワイ味のシロップ
をたっぷりかけ、右手に
スプーン、左手に小説を
持った。

「何かはさんでる?」

しおりと思ったら手紙だった。

‘どんな愛を求めてるの?’

その一言はあの夏の少年と
涙の彼を鮮明によみがえら
せた。

「後悔なんかしてられるか!!」
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