【短編集】光ーmoonー
みぃ&りくSide
「り…く?」
先に沈黙を破ったのはみぃ
の震えた声。
「みぃなのか…?」
そう、中学生の時に観覧車
で喧嘩して別れたのはりく
だった。
「ごめん、本当に傷つけた
こと悪いと思ってる。小説
に出てくるあの公園の事も
みぃを忘れてなんかない。
ずっと、ずっとずっと謝り
たかった。
‘Truth’
今度は裏切らないから…
愛してる。」
真剣な目、あの日と変わら
ない声。
「昔の事はやっぱ今でも
許せないし忘れられない。
けど、それ以上にりくが
忘れられないの。
この本すごいね!
私も大好きだよ…」
涙をぬぐうりくと顔を見合わせ
笑った。
「り…く?」
先に沈黙を破ったのはみぃ
の震えた声。
「みぃなのか…?」
そう、中学生の時に観覧車
で喧嘩して別れたのはりく
だった。
「ごめん、本当に傷つけた
こと悪いと思ってる。小説
に出てくるあの公園の事も
みぃを忘れてなんかない。
ずっと、ずっとずっと謝り
たかった。
‘Truth’
今度は裏切らないから…
愛してる。」
真剣な目、あの日と変わら
ない声。
「昔の事はやっぱ今でも
許せないし忘れられない。
けど、それ以上にりくが
忘れられないの。
この本すごいね!
私も大好きだよ…」
涙をぬぐうりくと顔を見合わせ
笑った。