【短編集】光ーmoonー
予定してたお店にはすぐ
つき、なぜか今さら緊張
してきた二人。

「さ…さあ心!
彼氏見つけに行くよ〜」

茶色い壁にカラースプレー
で華やかに彩られた先に
あるドアに手をかけたその時。

「危ない!」

後ろから急に声がして
振り向いたら誰かの腕に
あたしは包まれた。

いきなり何…

まだ理解できなくて顔を
あげたらドアの近くには
ガラスの破片が散らばって
いた。

「君、けがない?」

我に返り状況が理解できた。

「あたしは、大丈夫です。
あなたは…」

急に言葉が途切れた。

やばい…
あたし恋しちゃった!

心を助けた人は大学生
ぐらいで顔もスタイルも
ど・ストライク☆な男だ。

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