神聖魔法団【上】



「どうした?」









その様子に気付いたのか黎兎が傍に来る。










「いや、あそこにあると思う」








私がそう言い、指をさした場所は







本棚。









「あんな簡単なところに置いとくわけねぇだろ」











「あそこな気がするの」








私の言葉を疑いつつも黎兎が本棚を探すと、










「あ、あった・・・」






そこに本当にあった。




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