神聖魔法団【上】
「あ、黎奈ちゃん!」
風雅の声で皆がこっちを向く。
気付くの遅いわ!
「あ、ども」
「来てたなら言ってよ~」
いやいや、その前に気付いてよ。
私がっつりあなたの視界に入ってましたけど!?
「あはは。ゴメンネ」
「黎奈落ち着け」
黎兎の声で自分が片言になってたことに気付く。
おっと・・。
危ない危ない。
危うく外国人になるところだったよ。
てか、私先週あんなこと言われて
変な空気を残して帰ったのに
なんだこのあっけらかんとした感じは・・・。
みんなが先週のこと覚えてるのか不安になってきたよ。