神聖魔法団【上】



夜空に向かって叫んだ。






黎兎・・・・。







「俺、最初は怖くて待つの嫌だったけど
今日の活躍聞いて少し安心したよ。
やっぱ黎奈はすげぇな!」







夜空に照らされた黎兎の笑顔が星よりも輝いて見えた。









涙が溢れてきた。







暗くてよかった。






気付かれないようにそっと涙を拭う。








「黎奈も早く来いよ!」






その声に黎兎の元へ駆け出そうとしたとき






ドクッ






「ッ!」






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