神聖魔法団【上】
笑顔でいるのが余計苦しかった。
「俺さ、もう風呂入って寝るわ」
「わかった」
私は黎兎の部屋を出て、自室へ行く。
制服から着替えて考える。
なんで、黎兎を襲わなかったのだろう?
黎兎には用がなかった?
じゃあなんで黎兎の前に現れたのだろう?
それに黎兎にも見えてた・・・。
あれは本当に魔族・闇族?
人の顔のようにも見えた・・・・。
暗くてよく見えなかったけど。
人に化けるって雷が言ってたけど化けてる感じには見えなかった。
明日きちんと聞いてみよう。
黎兎がお風呂に入った後、私も入り何も食べずに寝た。