神聖魔法団【上】
「俺も手伝う」
黎兎も隣にきて手伝ってくれた。
「いって・・・。
黎兎、もうちょっと優しく」
涙目で訴える瑠雲。
「あ、わりぃ」
「そう言えば、聞きそびれたな」
雷が思い出したように呟いた。
「なにを?」
「アイツらは何で人の形をしていたんだろうか」
あ、確かに。
聞く前に襲われたんだよな~。
「人の形をしてたのか?」
「あぁ。
黎兎が前見た奴も人の形してたよな?
なんか覚えてないか?」