神聖魔法団【上】
「ごめんごめん。でもあまりにも楽しそうだったから気になっただけ」
「2人の驚いた顔を見れたし、それにやっぱ久しぶりに3人で食べれると思うと嬉しく嬉しくて・・・」
お母さん・・・。
「よし!黎兎!
今日は3人で飛びっきり美味しいもの作って楽しもう♪」
「あぁ、そうだな」
黎兎はそう言って微笑む。
「それじゃ、私たち着替えてくるね。
お母さんは台所で待ってて!」
「はーい!」
鼻唄を歌いながらリビングへ戻っていく。
その後ろ姿を見るのはすごく複雑な気持ちだった・・・。