神聖魔法団【上】



「母さんが作るオムライスとハンバーグは絶品なんだよなー」







黎兎は今にでもよだれが垂れるんじゃないかってくらい笑顔になってる。







それぐらいお母さんのオムライスとハンバーグは美味しい。







早速料理に取り掛かる。








「黎兎、料理作るの上手くなったんだよ。
私ほどじゃないけどね」






ハンバーグの形を整えながら言うと





「は?前に唐揚げ焦がした人には言われたくないけどね」






嫌みたっぷりで返された。






「いや・・・!アレはボーっとしてたからであって!」






「はいはい。言い訳は良いからハンバーグ焼いて。
あ、焦がすなよ?」





意地悪な笑みを浮かべながら、また嫌味で返してくる。






「焦がしませんからー!」







ったく、本当に一言多いんだから。





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