神聖魔法団【上】
「それじゃあ、黎兎。
食器とかを並べといて?」
「ほーい」
黎兎が食器を並べている間、
お母さんが私の傍に来た。
「どうしたの?」
「黎奈、なにかあったら言いなさいよ?
隠しごとあっても良いけど耐えきれなくなったら言うのよ?
黎奈のお母さんなんだから。ね?」
お母さん・・・。
気付いてたんだね。
「大丈夫だよ。でもありがとう」
「良いのよ。
さ、ハンバーグも焼けてきたことだし食べましょうか!」