神聖魔法団【上】
「それじゃあ、2人ともいってらっしゃい!
今日は行けなくてごめんね?入学おめでとう!」
私の家は母子家庭だ。
お父さんは小さい頃に亡くなった。
ここまでお母さんが女手一つで育ててくれた。
今日も仕事で行けないみたいだけど
こうやって言っていくれるだけで嬉しい。
「大丈夫だよ!ありがとね、お母さん!」
「俺も全然平気。黎奈のことは任せておいて」
余計なことを言う黎兎に微笑むお母さん。
「アンタって本当に一言余計!」
「まぁまぁ。仲良くいってらっしゃい!」
「「いってきまーす!!」」