幼馴染はいつの間にか病んでいた。
桜が咲き始めた頃
俺たちの通う、響野高校は今日が始業式、一年生の言う入学式だった。
あぁあの後?
京子にボコボコにされたけど?
校門前には人だかりが出来ていた。
そこには京子の姿もあった
「お~い 京子~」
「なによ?」
まだお怒りのようだった
「さっきは悪い」
「別に気にしてない」
じゃあなんで怒ってんだよ
「そういえばまた違うクラスだね」
「ふ~ん それは残念」
「ホントに残念・・・
教科書が借りられないじゃない」
そういう理由か
「んじゃ またな」
京子と別れ、自分のクラスへと入った。