彼が虚勢をはる理由
では、各話の思い入れについて、多少。
今回のお話は、巷で一般的に信じられている常識やモラルに、あたしなりの疑問をぶつけた話になってます。
どうかお付き合い下さいまし。
01. 時計は正義?
日本人は世界中でも、時間に正確な人種だそうです。
欧州では、鉄道は普通に遅れてくるとか。
たぶん、日本人はシャカリキになって、馬車馬のように仕事をこなさなくてはならないので、定刻どおりに動かないと、とてもじゃないけど仕事が終わらないのでしょう。
しかし、あたしは時間を守るのが、とても苦手です。
小説のネタを考えていると時間は幾らでも流れていくし、ボーッと何もせずに過ごすのも好きやし、時間の概念そのものが苦手です。
個人的に言わせると、“時間は勝手に流れていってしまうもの”にすぎません。
それに、日本人は時間時間とうるさいけど、時間を守るよりも、もっと大事な事があるんじゃない?
――その考えにより、この話が生まれました。
02. それじゃ守りきれない
これは世界中にやけど、基本的に暴力を奮う事は良くない事とされてますよね。
相手を傷付けてしまうし、要らぬ怨恨を生み出す原因にもなってしまう。
けど、時と場合によっては、暴力を奮わざるを得ない事だってある筈です。
目の前で、大事な誰かが傷付けられている時とか、暴力をもってしかトラブルを制止出来ない時。
一概に“暴力は良くない”と決め付けて欲しくないなぁ…と。
因みに、あたしは平和主義者やし、無駄な喧嘩は売りたくないですが。
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