Sunshine love
出会い
窓から暖かな光が入ってくる。気持ちいい。素直に心に染み込む光。窓際の席は、最高だと、友達から聞いていたものの、中高に入ってから、初めての窓際の席は、やはり、落ち着くものだった。



「おはよー!」
「あっ、おはよう!今日も部活?お疲れ様ー!」
「うん、そうだよー!ありがとう!」
隣の席の友達に声をかける。
何も変わらない日常とともに、学校がゆっくり目覚めていく感じ。この感覚が私は好きだ。



「郁ー、部活どうだった?」
「もー、聞いてよ、奈緒!また、大変なんだから!」
「そうか、そうかー。本当、お疲れ様。」
私の話を親身に聞いてくれる奈緒とは、小5からの親友だ。ちなみに、出会いは、小3からだから、かれこれ、7年の付き合いになる。



高校生になってから、私は部長を任された。毎日、問題が起こるし、顧問と同級生の間を取り持ったり、後輩の面倒も見なければならない。後輩の面倒を見ることは、面倒ではないものの、毎日、こうも問題が起きると、疲れる。



恋とかすれば、ストレス解消されるのかなー。そもそも、私の学校は、女子校だ。わざわざ、彼氏を作るために、他校の学祭に行く友達もいるが、私にとっては、面倒だ。そこまでしなければ、理想の人に出会えないのなら、まだ、いいか、と思っている。
それに、初恋もまだの私に春なんてくるのだろうか。

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