恋愛学園










「弁当、さっさと口開いて?ぶち込んでやる」




「あれ、ご機嫌斜めなハニーだな?怒ってるのは、豹のことじゃないよね?」





桃也は楽しそうに笑い横目で私を見て青に視線を戻す。
それによって、さらに不機嫌になる青。





「わかってんじゃん。なら、聞くなよ」




なぜか、冷たい空気を纏う青と桃也。





「芹那ちゃん……ももちゃんと杜川くん、こ、怖いっ……」





冷たい空気耐えられなくなった憂はもう私から離れる気配はない。
憂が桃也を怖がるなんて珍しい。
それくらい、二人の空気は怖かった。
けど、腹黒王子だけはなぜな楽しそうにニコニコとしていた。
大丈夫かな……。





「けど、青もやるだろ……憂と」




二人が何を話してるのかわかんないけど、桃也は笑っていなかった。





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