恋愛学園



「それは、無理ですよ。この学園に入ったら卒業まで出れませんから。それに、卒業までに愛する相手を見つけないと卒業出来ませんよ。進級するにも様々なイベントをクリアしないといけないんですよ」



王子先輩の王子スマイルが今は、何故か悪魔のスマイルに見えて仕方なかった。
王子先輩を睨むと王子先輩はクスクスと笑っていた。
なんで?




「ねぇ、会長。あんまり俺のパートナー虐めないでくれる?」



「……!?」




声がすると同時に私の上に何かが覆いかぶさるように何かが乗ってきた。
お、重い……。



「あぁ、杜川君。人聞きが悪いこと言わないでくさい。虐めてたんじゃなくて教えて上げていたんですよ」




「……へぇー」



なんだろ、この二人仲悪いのかな?私の前と後ろで電流がバチバチとぶつかり合っているようなそんな音が聞こえたような気がした。



でも、今はそんなことより……。





「…………あ、青……重いっ!」




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