私は君に二度恋をする


…技術の授業中。

機械音が鳴り響いてて
私語しても目立たない授業。



私のところに、
ちょっと不良っぽい

大島 勇輝が向かってきた。




「錦戸さぁ、
なんで龍也と別れたの ?」


大島らしく直球で聞いてこられて、
少し怯んだ。


「それは、まあ…なんだろ」

どうしても答えられなかった。


だって、別れた原因は



何もない



のだから。

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