私は君に二度恋をする


「梨花…
これ、梨花にやる」



そう言って差し出してきたのは





第二ボタンだった。



大好きな龍也の、第二ボタン。






夢じゃないかと思う。




ううん、夢じゃない。


龍也が私の目を見つめる。

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