空想い
「空っ!空っぁぁぁあ!行かないで、意識を取り戻して!私を置いていかないで…赤ちゃんね、女の子なの、一緒に育てるんでしょ!ねぇ空っ!答えてよ、冗談だよっていつもみたいに笑ってよ…」

「み…れ…」

「空っ?!」

「ずっ…と…あい…して…る」

「私もだよ、愛してるよ?だから死なないで!」

「空から…みて…る…から」

空はそう言うと涙を流し息を引き取った。

「いやぁぁぁぁぁ」

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