空想い
「…れい!みれい!」

遠くから走ってくるのは…

空…?

「美玲」

「なん…で?空?」

「病院抜け出して、一生懸命探した」

うそでしょ…

「なんで…今さら…?」

「ごめん…俺の気持ち聞いてくれる?」

「うん…」

「俺さ、会った時から美玲に惚れてた。」

嘘…

「遊園地の時も好きだからキスした。」

「じゃあ…なんで謝ったの…?」

「なんでだろうな、俺にもわかんね」


「じゃあ…なんであの時木下さんと…?」

「1ヶ月来なかったからもー嫌われたんだなって思ってお前を忘れるため」

「え…でも」
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