大きな子犬と飼い主わたし
告白されました。
______________
「これをxに代入します、それで___________」
…
「…はぁ。
(眠たい…、竹田のバーゴードで目がチカチカする…どうにかなんないの、あの頭…。)」
わたしは、うとうとする頭をなんとか立ち直らせながら
竹田の授業を聞く。
そろそろ数学飽きた。
ミルクティー飲みたいな。
「…麗。」
「っなに…?」
後ろのアキが背中をツンツンっていきなりするから、
思わず体が跳ねた。
「なんか回ってきた」
といいながら、わたしに渡そうとしているのは
紙切れのようなもの。
「えっなにこれ」
「どうやら、麗あてだよ」
「え。……わたし?」
なんだろ、と呟きながら
ニヤニヤと笑うアキから手紙をもらう。
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