ありがとう君がいてくれて
「バイバイ梓!」 そっかもう帰りだ
やだな帰りたくない
あの家には…

そう思いながら一人で道を歩いた

「ただいま…」
シン…

返事なんて帰ってくるはずないのに

「あっお母さんいたんだ…」
そこには厚化粧で香水臭いお母さんが
リビングのソファでぐったりしていた

「あ?なんだよ『いたんだ』って
いて欲しくないんだ?」
「ううん…」

バシッ‼︎

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